時間よ、止まれ。



「俺、転校したくないし、ずっとさおりのそばにいたい。このまま時が止まればいいのにな…。」




優祐はどこか遠いところを見るような目をして言った。





「…また、会えるよね…?」




私と同じことを考えていたその切ない顔に、つい尋ねてしまった。




もちろん


無謀な質問だって、分かってる。





だけど、小さくても希望を繋げるのは



いけないこと…?






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