時間よ、止まれ。





「しっかしモテるよねぇ、さおりは♪」



華恵が、お得意のニヤニヤ顔を私に向けた。




私はもはや、ため息しか出てこない。




「…モテても嬉しくない。」



「え!?私はモテないからうらやましいよ~。もったいなーい!」




華恵は驚きながらアイスティーをストローで一口飲んだ。




華恵はうらやましいかもしれないけど…



私は…




「だって…」





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