時間よ、止まれ。



「俺の…、彼女になって。」




優祐の真剣な顔。




その顔は…、中学の時、私に告白してくれた表情そのものだった。




あれから、少しだけ大人になって、スーツを着て私の目の前に現れた優祐。




もう…

この距離は、遠くなることはないよね…?





「…うん。よろしくお願いします。」





言った後で気付いたけど、私は中学の時、優祐に答えたままのセリフで返事をした。





< 313 / 394 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop