時間よ、止まれ。
あんな素直でカッコいい告白をされたからには、自分ももう意地を張っている場合じゃないと思った。
そんな想いに、あの白熱した試合直後の興奮も手伝って、気付くと私は新井にOKの返事をしていた。
帰ろうとしていた周りの観客は驚いたみたいだったけど、すぐに冷やかしの歓声が上がった。
新井ファンからのイビリ(!?)も、もちろん覚悟したけど…
新井が正々堂々と告白する姿を目の前にした彼女達は、私達を温かく見守る姿勢を取ってくれたようだった。