時間よ、止まれ。





「…でさぁ、井上勘違いしてるみたいだから、一言言っていい?」




昼下がりのオープンカフェ。




氷の入ったカフェオレのグラスをストローでくるくる回しながら新井が口を開いた。




そんな行為でさえカッコ良さを感じてドキドキしたけど…




勘違い…?




新井の言葉の意味を知ろうと、砂糖たっぷりのアイスミルクティーを飲んでいた私は口をストローから離した。









「由歌梨、彼氏いるよ。」





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