時間よ、止まれ。
「…マジで?」
「マジで。」
新井はきちんと椅子に座り直して、カフェオレを一口飲んだ。
「じゃあ何で新井に馴れ馴れしい且つしつこいの?」
「俺が聞きたいって!…多分アメリカのノリなんだろうけど。日本で知ってる奴が、俺しかいないってのもあるかな。」
アメリカのノリ…。
全然分かんないんだけどっ!!
「本気で新井狙いかと思ってた…。」
「…だろうと思った。まあ、安心しろよ。由歌梨は夏休み、その彼氏に会うから、ずっとアメリカにいるんだって。」
「そうなの?」