時間よ、止まれ。



「ああ。俺も良かったなぁ♪アイツ来てからあんまり井上と話せなかったし。」



そう言いながら、新井はいつものイタズラな笑顔を見せた。




ドキッ!



カッコいいし!




また意地張って何か言い返そうと思ったけど…



次の瞬間、差し込む日差しにまぶしそうに目を細める新井の姿がまたカッコ良くて、何も言えなかった。




何か、照れる…。





私は照れを隠すため、残りのアイスミルクティーを一気飲みした。





そして新井は照れで赤くなっているであろう私の顔を見つめながら、



「夏休み、楽しみだな♪」



…と、ニッコリ笑った。





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