君と私の最後の3分
第1章 幸せな日々
日常
「…の…ー…ゆき…の…ー…
ゆきの!!!」
お母さんの大きな声に私はやっと目を覚ました。
「…ん〜…おはよ…ぉ…今何時…?」
まだ寝ぼけている私はあくびをしながら問いかける。
「とっくにもう8時よ!早く起きなさい!息吹くんも待ってるわよ!」
「え!?8時!?いっくん!?」
やっと目が冴えた私はびっくりしすぎて困惑中。
「す、すぐ準備する!」
こうしてようやく急ぎ始めた私であった。