春恋 -Harukoi-
やまと?
「あーあのさ、久しぶり。オレだよオレ。あーっと...え?オレだって。だーから難波雄斗!」
難波雄斗?
ってことは・・・難波大和?
「まさかね」
小さい声で呟いて、また戻る。
でもやっぱり気になって聞いてしまう。
「んで母さんはどう?は?オレ?元気ですが(笑)」
「あー司書のほう?よくわかんねーけどやってる」
司書ってことは・・・
「あの、西南高校の先生ですか?」
いきなり喋りかけられてびっくりしたのか、
一瞬体が止まってからこっちを向いた。
「ちょっとごめん、後でまたかけ直すわ」
今思うとなんで急に話しかけたのだろう。
でも今でも言えることはただひとつ。
確かめたい。
難波を知ってるのか。
「そうだけど、なに?」
うわー機嫌悪そう。
でもあの司書の先生って難波っていうんだ。
なんか近寄りがたいから避けてたけど、こりゃ人気のでる顔だ。
「あ、あの。難波大和さんって知ってますか?知り合いですか?」
唐突すぎたかな
というかこれで違ってたら恥ずかしい。
「知り合いっていうか・・・兄弟だけど」
は?
驚きを隠せない。
難波と全然似てない。
「あっ、その。私の話聞いてくれますか」
本当に謎、という顔で私を見ていた司書の先生は
ふっと笑って携帯をしまった。
「いいよ、けど面倒だからここでね」
「あーあのさ、久しぶり。オレだよオレ。あーっと...え?オレだって。だーから難波雄斗!」
難波雄斗?
ってことは・・・難波大和?
「まさかね」
小さい声で呟いて、また戻る。
でもやっぱり気になって聞いてしまう。
「んで母さんはどう?は?オレ?元気ですが(笑)」
「あー司書のほう?よくわかんねーけどやってる」
司書ってことは・・・
「あの、西南高校の先生ですか?」
いきなり喋りかけられてびっくりしたのか、
一瞬体が止まってからこっちを向いた。
「ちょっとごめん、後でまたかけ直すわ」
今思うとなんで急に話しかけたのだろう。
でも今でも言えることはただひとつ。
確かめたい。
難波を知ってるのか。
「そうだけど、なに?」
うわー機嫌悪そう。
でもあの司書の先生って難波っていうんだ。
なんか近寄りがたいから避けてたけど、こりゃ人気のでる顔だ。
「あ、あの。難波大和さんって知ってますか?知り合いですか?」
唐突すぎたかな
というかこれで違ってたら恥ずかしい。
「知り合いっていうか・・・兄弟だけど」
は?
驚きを隠せない。
難波と全然似てない。
「あっ、その。私の話聞いてくれますか」
本当に謎、という顔で私を見ていた司書の先生は
ふっと笑って携帯をしまった。
「いいよ、けど面倒だからここでね」