piece
「いいの?」



「もちろんだ。亜美実家にいるんだろう?
明日のお昼に迎えにくる。」



「え、でも、そんな...。」



「いーの、俺が決めたから。俺今日部活だからじゃーな!」


「え、ちょっとまってよ、奏天にぃー!」



制服を着ていた奏天にぃは、自転車にまたがり林の中の一本道に入っていった。


あまりにも突然の出来事に頭がついて行かなかった。


嬉しさと、恋心とが合わさって、どう整理していいかわからなかった。
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