piece
お母さんは話が一段落ついた頃、さて実家に行きましょう、ときりだした。


「そうだな。こんな暑いところじゃなんだしな。」



おじさんは額をハンカチで拭いながら、車を走らせた。



30分ほど走らせた車からは、左右そびえたつ緑の山々が見える。


お母さんの実家は、少し急な坂を登った山の上にあった。


「「こんにちはー」」


私とお母さんは2人で挨拶をした。
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