それはそれは恋でした
「俺らもどっか回る?」
「う、うん」
なんかこたえちゃったよ〜
「どこ行きたい?」
「えっと…甘いもの行こって言ってたんだけど」
「じゃあ、カフェでも行くか。」
そう言って歩き出す
人が多いからついていくのに必死
「クレープ食べるか?空いてるし」
列が短いクレープの店を指差す
「あ、うん」
「どれがいい?」
「抹茶」
「買ってくるからここで待っとけ」
背中を見て息を吐く
一緒にいるだけで緊張する
いつの間にか、胸の鼓動が早くなってる
久しぶりのこの感覚が
私に“好き”を思い出させる