それはそれは恋でした
電車に乗る
隣り合わせ
くっつくのは照れくさくて
でも誰にも邪魔されたくなくて
2人の間には微妙な空間
そこに手を重ねおく
私の心臓は
壊れてしまいそうなくらい
バクバクと主張してくる
パラパラと電車内に人はいる
でも、2人だけの空間のような錯覚
観覧車のように
誰にも邪魔されない密室で。
でも、その時間は直ぐに終わってしまう
夢のように、儚い時間
電車を降りればいつもの道
それでも、
2人でいれば何もかもが違って見える
道に立つ木も、街灯の明かりも
1つ1つが輝いてるようで。
これが恋なんだ。
恋ってすごい。