鬼部長の素顔


部長は私を抱きかかえ、寝室にきた
ま……ま、まさか?


私はゆっくりベットに降ろされた
部長は私の横に腰を下ろし


「俺のパンツ……そんなに大事?」


……え!?あっ!!

私が握りしめていた洗濯物は
部長のボクサーパンツ


『ご、ごめんなさいっ』


部長は私の手から下着を奪い
ポイッとベットの傍に投げていた


あ……乾いてないのに。

『あっ!洗濯物!干さないと……』



部長が私の髪を手に取りキスをする
その仕草が
おとぎ話に出てくるような王子様…
とは違く、悪戯っ子みたいに可愛い


見たことない部長に
私の心臓はどうにかなりそうだ


部長の手は私の頭からなぞるように
頬に触れる


金縛りにでもあったのか……
それぐらい動けない
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