鬼部長の素顔


「わかるか?」



『は、はい…そこまでは早希に聞きました。あと、部長に吐いてしまった事も』



「ふっ……。その間の事は?」



その間?
部長が部屋まで運んでくれて
……へ?
私が吐いたのは、直ぐじゃないの?



「だから覚えてないなら、思い出させるって言ってんだ」


そう言って私の頭を撫でる



やっぱり……この感触
前にもあった気がする…



『部長って、触るの好きなんですか?』


私の問いに部長は一瞬驚いた顔をしたけと、それ以上に私もビックリしていた
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