鬼部長の素顔


何が何だかわからない
本当に昨日……したの?

どうやって、コレを耐えたの?
そんなことを考えていたら



「俺にしがみついてたぞ」


そう言って私の腕をとり
自分の首へと回した



……これって
私が……求めたみたい。


部長は容赦ない
もう何も考えられないくらい
頭が真っ白になっていった




どれだけ経ったのか……
私から離れた部長の身体
自分の呼吸を整えながら
ぼんやり部長を見ていた



「昨日のは、ここまで」
「……この先は……これからする」



そう言って着ていたシャツを脱ぎ捨て
横たわっている私の隣へ来た
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