鬼部長の素顔




『えっ?』
『どこ?』


目がさめると見知らぬ部屋
驚いて声を上げてしまったが
ここが部長の家だとすぐ思い出した


そして、何をしたかも……
自分の身体を見れば何も着ていない


『……ええっ!?…ぎゃっ!』


軽くパニックになり
まず何かを着ようと辺りを見回した





「起きたか?」



入り口を見れば部長がいた
部長の顔を見たら、記憶が鮮明に蘇ってしまい恥ずかしくなり
布団を引っ張り自分の身体に巻き付けた



『す、すみません。私…ねちゃって。』



部長は私の肩に指をさし笑ってる


「ふっ……鏡、見てこい」


えっ?なんだろ?
部長が渡してくれたバスローブを着た


部長はそのままリビングへ戻った
私は急いで洗面所へ行くと



『なっ!』


『えっ!!』


『もぅ、いやっー』



身体中、赤い点々が付いてきた
これって……まさか、キスマーク?

しかも、かなりたくさん
あちこちに付けられていた
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