鬼部長の素顔
状況を説明すると
病院に来てください、と言われた
サイダーを飲み、手早くシャワーを浴びる
シャワーから上がると
スマホが鳴っている
メールに不在着信
メールは部長から……何件も。
着信は麻耶先輩
時計を見れば、もう昼を過ぎていた
私は麻耶先輩に電話をした
「優子っ!」
焦っている麻耶先輩の声に
申し訳なく思う
『大丈夫です。病院に電話したらすぐこいって……今から行ってきます』
麻耶先輩は一緒に行けたらいいんだけどっと言ってくれたけど、月曜は少しだけ忙しいし、部長との報告とかもあるから忙しいのは知っていた
『大丈夫です。また連絡します』
そう言って、電話を切り
部長にメールを入れた