鬼部長の素顔
私達は荷物を置き、少し休んでいた
部長は私の身体を気遣ってくれ
疲れてないか、聞いてくれる
ちょっと眠たい気もする
これも妊婦である証拠
「まだ夕食まで時間あるだろ?少し寝なさい………ほら」
そういって、部長はあぐらをかくながら
膝をポンポンと叩く
ほら?…ひ、膝枕ですか?
いやいや……さすがにそれは……
黙って見ていると
部長に睨まれた。
んー……。
どうしよう。
私が悩んでいる間、
部長は私が横になれるように
座布団を並べている
こ、断れないでしょ……
私は諦め部長の隣へと行った