鬼部長の素顔


『じゃ……お借りします』


そう言って、ゆっくり身体を寝かせ
部長の膝に頭を預けた
私の位置が決まると
部長は自分が着ていたジャケットを
私に掛けてくれた


あら、優しい……
なんて思って、見上げると
部長の顔が近づいてくる


ちゅっ……


唇が離れていく
部長は優しい笑顔で


「おやすみ」


そう言って私の頭を優しく撫ぜる
それがとても気持ちよくて
心地よくて…私はそのまま眠りについた



次に目を覚ました時
驚く場面に出くわすとは思わなかった
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