鬼部長の素顔



「いや、違う。俺の……ヤキモチ」


えっ?驚いて部長を見る


「……俺がヤキモチって変だろ」


顔を背けて話す部長
耳が赤いのがわかった
怒ってなかったんだと思ったら
ギュッとぶち胸にくっついてしまった


『良かった……』



安心した、本当に……
…あ、ここ会社だ!

誰かに見られたらっと思い
離れようでしたら
部長の手が私の頬に触れ唇が塞がれた



『んっ……んっ、、、。ぶ、部長』


ビックリしたけど
部長は舌を絡ませくる
なんか、それが嬉しくて
自分も舌を絡ませてしまう


……けど、ここは会社



「……悪い。」


唇を離して抱きしめてくれる


『……もう…仕事が手につかなくなります……。帰ったら続きしてください』


そう言ってしまって後悔した
いかにも私がしたいって言ってるみたい
恥ずかしくなりつつも
ちょっと期待してる自分もいた
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