鬼部長の素顔



「お袋も姉貴も、優子の身体を考えてくれ、こんな買い物まで……」


部長は私の足をマッサージしながら
怒っている


お義母さんはニコニコして
澪さんは苦笑い……ってか呆れてる

うん、だって誰のせいだと思ってるの?



「よし。帰るぞ」


部長は荷物を持ち立ち上がる
帰る?……私も?
んー……と悩んでいたら


「優ちゃん」


と、お義母さんが声をかけてくれた
大丈夫よって言ってくれている気がした


私はコクリと頷いて
私は部長と帰ることにした



車で2時間ちょっと
その間、何話そうかな?と考えていたら


「寝ててもいいぞ」


いつもと変わらない言葉
だからと言って寝てらんない


意を決して、私は口を開いた
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