鬼部長の素顔
※※檀野隼人×優子※※
数時間後……
「……あいつ、何やってんだろ」
『ん?あいつ?』
北海道へ着いた私達
出迎えてくれた兄の車で
支社がある街……札幌へ着いた
新居を初めて見る私は
隅々まで見ていたため、時間を忘れていた
部長は、あいつ、を気にしている
何のことか全くわからない
さっきから、携帯を気にしている
誰かからの連絡を待っているみたい
と、その時
部長の携帯が鳴った
部長は携帯を見ながらにやけていた
『隼人さん?』
そう呼ぶと、私に画面を見せてくれた
差出人は【白井直斗】
直斗さん?
メールの内容を確認すると私は部長をみた
『本当!?』
「ああ、やっとだ。」
その画面には……
【プロポーズ、成功】
麻耶先輩……おめでとう
自分のことみたいに嬉しい
あまりの嬉しさに
私は部長に抱きついた
【完】