鬼部長の素顔



宴会の時間になり、会場へ向かう
部署ごとに座ることになり
私は麻耶先輩の隣に座った
……そして、何故か逆隣に部長


まじかよー!
無理だー、アーメン


『部長……ビールでいいですか?』


「ああ」


私は部長のグラスにビールを注ぐ


『麻耶先輩もビールで?』


「あら、ありがとう」


麻耶先輩がいるだけ、まだいい
私は……お酒が弱いのでウーロン茶


「お前は飲まないのか?」


そんな私に話しかけてくる部長


『……お酒が苦手でし弱いというか、体質的に無理なんです。もし飲んで部長に迷惑かけたくないので……』


説明すれば、そうか、と納得してくれた
無理に進めてこないのも助かる
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