鬼部長の素顔
んー…、なんか、暖かくて心地いい
ユラユラ揺れている感覚になり
また寝てしまいそうだ。
「大丈夫か?」
その声の主を見上げれば檀野部長
「ったく、俺の酒を間違えてイッキするやつ、どこにいるんだよっ」
そう言ってる檀野部長が
なんでか素敵に見える
お酒のせい?見え方のせい?
わからないけど……こんな近くで見る
檀野部長は初めてだ
私……ドキドキしてる?
檀野部長は私が泊まる部屋へと入り
「酒が抜けるまで寝てろ。多分ふらふらで歩けねぇだろーし」
そう言って私を敷いてあった布団へと寝かせてくれた
「大丈夫か?ぼーっとしてるな。酒が弱いから、仕方がないかっ……待ってろ、今水持ってきてやる」
そう言って私の頭を優しく撫ぜる