鬼部長の素顔
ん……っ、
目がさめると共に
とてつもない頭痛が襲った
『うっ……痛っ……』
半端じゃない頭痛に
頭を押さえながら起き上がった
「あ、起きた?おはよー」
や、やめて…響く
『……おはよ』
「大丈夫?昨日の事覚えてるの?」
昨日?
……なんだっけ。
痛い頭を押さえながら
昨日の事を思い出していた
『……あ、間違って飲んだ』
そうそう、と早希が笑いながら頷く
それから?、と聞いてくるから
思い出そうとした
「んー……部長が焦ってた、それくらいしか覚えてないんだよね」
なんとなく、ぼんやりしたのはある
けど、夢なんだろうと
あまり気にしていなかった
それより、なにより頭痛が酷い