Tearstaind Karanchoe

in the moon light


目の前に立つ、優汰

その笑顔は、やわらかくて切なくて。


「…てよ」

「ん?」

そう。

その顔も、好きだった。

振られた後も、遠目から見つけるそんな顔

きょとんとしたような、それでいて真っ直ぐ見つめ返すその顔が。

…思い出すーー。
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