わっか





気持ちを改めて、理紗に質問しようと思った。


「じゃあ聞いてもいい?」

「「いいよ」」


理紗と裕也さんの声が見事にはもる。



…そっか

裕也さんも聞いてるんだから、敬語つかわなきゃね




「あの、これからそのサークルの何が始まるんですか?」


「「…」」



えっ


なになに


そんな触れちゃいけないとこ触れましたか?




「ごめんねっ璃!」


沈黙を破ったのは、理紗の大きすぎる謝罪だった。



「うちほんとになんも言ってなかったね。
璃気失ってたし、話勝手に進めちゃったんだ。」

「いやいや迷惑かけちゃったし、何でも付き合うって!」



…やばい…


のりで言っちゃった…





< 31 / 61 >

この作品をシェア

pagetop