わっか
「裕也さん」
そんな私の些細な変化に気づいたのか、理紗は堂々と裕也さんの名前を呼んだ。
ありがとう、理紗。
「あ、わりぃ。気とられちまってたわ。」
理紗の声で、やっと気づいてくれた裕也さん。
「え?」
がちゃぴんが裕也さんを見た。
きっと状況が把握できないせいだろう。
「んーっと。今日の勧誘で俺がゲットした1女~」
すっごく嬉しそうに言うものだから、こっちが恥ずかしくなった。
だって…そんな…大したものじゃないですから。