わっか
…うさ?
うささんっていうんだ。
この人にぴったり。笑
なんだか幹事長はセクハラだ、とかって本気でうささんを注意していたみたいだけど、私はその名前がおかしくて仕方がなかった。
笑っている私に気づいたのか、幹事長は視線を私に戻し
「ん?なんかおかしかった?笑」
と優しく聞いてきた。
「うささんっていうんですね。なんだかウサギみたいで…ぴったりすぎておかしくって。笑」
「俺はウサギじゃないんだよ~?宇佐美っていうちゃんとした苗字があるんだよ~?」
ふふふ、と笑いながらうささんが私の頭をまたなでた。
「おい!おまえセクハラやめろ!」
…裕也さん、必至すぎ。笑