わっか




…うさ?


うささんっていうんだ。

この人にぴったり。笑



なんだか幹事長はセクハラだ、とかって本気でうささんを注意していたみたいだけど、私はその名前がおかしくて仕方がなかった。



笑っている私に気づいたのか、幹事長は視線を私に戻し


「ん?なんかおかしかった?笑」


と優しく聞いてきた。



「うささんっていうんですね。なんだかウサギみたいで…ぴったりすぎておかしくって。笑」


「俺はウサギじゃないんだよ~?宇佐美っていうちゃんとした苗字があるんだよ~?」



ふふふ、と笑いながらうささんが私の頭をまたなでた。




「おい!おまえセクハラやめろ!」





…裕也さん、必至すぎ。笑





< 52 / 61 >

この作品をシェア

pagetop