今夜もまた真っ赤に染まる
『りんごーーっ、飯ーーー』
「はーい」
あれから生活リズムが作られて今じゃ知亜希さんが食事担当だ。
ちなみに私はない。
ヴァンパイアになったばかりで身体になにかあったら、と彼が止めた。
私は彼が作ったご飯が待っている部屋に向かった。
「いただきます」
『いただきます』
彼の手料理はいつも美味しい。
今、食べてるこのポトフ、私が食べた中で一番好きだ。
「美味しい……」
『どうも♪』
勿論、彼の笑顔も。