今夜もまた真っ赤に染まる

彼の笑顔はいつも優しい。

安心出来てしまうものなのだ。



『っていうかさー』


いきなり口を開いた彼。


「はい?」

『ケイゴ、やめない?』

「あ…………………」



そう、私はヴァンパイアになり、彼に世話になることが決まったあと、
知亜希さんは私に“ケイゴは使わないで欲しい”と言ったのだ。

まぁ、私はいまだに使ってしまうけど………


「ご、ごめんね……?」

『ん♪』


なんかぎこちない………!

早く慣れなきゃ!

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