今夜もまた真っ赤に染まる
これ……風邪なのかな?
でも、別の、もっと大変な病気?

そんなことを考えながら彼をベッドに運んだ。

彼の熱……はさっきより低くなっていた。


『ごめん……驚かせて』

「あ、ううん。大丈夫。っていうかこれどうしたのよ」

『うーん……まぁ何年かに一度、こんな事あったから同じやつだと思う……僕も詳しくは知らないや』

「そうなんだ……」


彼が寝たのを確認して、
お大事に、と告げて私は彼の部屋をあとにした。

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