とっくに恋だった―壁越しの片想い―
あとがき
あとがき
完読ありがとうございました。
じれったい話が書きたい。
はたから見たら両思いの、でも本人たちだけ自覚ナシのふたりが、ただくっつくだけの話が書きたい。
そんな思いから書いた作品でしたので、読者様はじれったくて仕方なかったかと思います……。
(とくに、更新追いかけてくださった読者様)
すみませんでした!
でも私はとても、とても楽しく書かせていただきました。
華乃ほど素直じゃない……というか、強がっている子は、もしかしたら初めて書いたかもしれません。
ツンデレってほどでもないんですが、弱音を吐けないドライな現代っ子のイメージで書きました。
そして、一方の平沢は……どうだろう。
こちらも、ここまでの世話焼き男は初めてだったかもしれません。
でも、書いていて気づきましたが、私は平沢みたいなタイプとっても好きでした。
今まで書いたヒーローたちのなかでも、一番好きかなーと。(なんでもやってくれそう)
ちなみに、ちょっと方向性間違えると、非情に束縛が強い男になるなぁ、それもいいなぁと思いながら、いやいやでも、と爽やか方面をやたら意識して書いてました。
ベリーズカフェで書いた作品のなかで、キスだけで終わった話ってそうないので、ふたりのその後を書きたいなぁと思いながらも、ここで終わるのが綺麗かなと。
断腸の思いで完結です(笑)
ただくっつくまでのお話なのに、やたらと長くなってしまいましたが、ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました!
また違う作品でお会いできたら幸いです。
2016.4.23
pinori