太陽の君へ

未定



― 四年前、夏。


長いようで短い一学期も今日で終わりを迎えた。


明日から始まる長期休暇に胸を踊らせながら下校する生徒たちの姿を二階の資料室から見下ろしていた。


「悪いな、日野。お前にこんな雑用させて」

「あ、いえ。まだ塾には時間がありますから」


申し訳なさそうに謝ってくる担任に笑顔を向け、



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