感想ノート
ご感想お待ちしております。
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綾瀬真尋 2018/12/20 07:47
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感想の続きです。
ここからは私個人の見解も入った文章になることをお許し下さい。
碓氷にとって風花は「ケーキ職人の道へ進むことを決定づけた恩人」ではないかと私は想像してます(風花本人は気づいてませんが)。
毎年クリスマスに自作のケーキを持って風花の自宅に訪ねたり、自分の奥さんに風花を紹介していたりしているのは、「恩人」として何よりも大切に思っている証じゃないかと。
言葉にはしていないけど、風花と出会えたことを心の底から感謝しているのでは?
ただ、かなり近い距離にいることもあり、その気持ちを言葉にして風花に伝えることを碓氷は心のどこかで先延ばしにしている部分も否めなくて…。
でも、私はふと思うんです。
「もし、風花が碓氷の前からいなくなってしまったら?」。
毎年渡しているクリスマスケーキが渡せない、「ありがとう」の言葉が届かないくらいに風花と遠く離ればなれになったのなら…。
それこそ碓氷は「あの時、風花にもっと感謝の気持ちを伝えればよかった」と後悔しそうな気がしてなりません。
……もし、不快に思われたのでしたら本当に申し訳ありません。
こんなことを考えていた私ですが、住んでいる北海道で大きな地震があった(幸いにもケガはしませんでした)のと、同じく北海道で長年に渡ってラジオ番組に出演されていた俳優の方が亡くなられたことの影響もあります…。かつて、その方と競演されていたテレビ局のアナウンサーの方は出演している情報番組で「生きているうちに感謝の気持ちを伝えることができなかった」と涙声で話していたことが今も忘れられません。
この手紙が風花の元に届くのかはわかりませんが、碓氷から大切な恩人でもある風花へ向けた手紙を読んでみたいのです。もっともこんなことを思うのは私だけかもしれません…。
様々な想像をしましたが、素晴らしい作品ありがとうございました。
かなりの長文、そして個人的な考察も入った感想になったことをどうかお許し下さい。寒さが続きますこの季節、どうかご自愛下さい。エステル★ 2018/12/19 20:32
いえいえ、大変深く読み込んでくださってありがとうございます。本当に嬉しいです。
私は元々話が長い上に説明が冗長になる癖があって(今もですが笑)、公開前に二、三度推敲して毎回必ず言葉を削ります。
敢えて書かないことで想像の余地をつくることができるかなとは思うのですが、特に言葉を削ったお話でしたので、私が書きたいお話や様子が伝わりにくいのではないかと心配しておりました。
>碓氷にとって風花は「ケーキ職人の道へ進むことを決定づけた恩人」ではないかと私は想像してます(風花本人は気づいてませんが)。 毎年クリスマスに自作のケーキを持って風花の自宅に訪ねたり、自分の奥さんに風花を紹介していたりしているのは、「恩人」として何よりも大切に思っている証じゃないかと。 言葉にはしていないけど、風花と出会えたことを心の底から感謝しているのでは? ただ、かなり近い距離にいることもあり、その気持ちを言葉にして風花に伝えることを碓氷は心のどこかで先延ばしにしている部分も否めなくて…。
この一連のご感想は、まさに私が書きたかったことの一部です。
主題は切ない恋ですし、ここまで書いたらくどいだろうと思って書きませんでしたが、頭の中でおおよそ人物像を決めておりました。
全然そんな、まさか不快になんて思いませんとも……! 本当に嬉しく拝読しました。
ぴったり読み取ってくださってありがとうございます。言葉を選んで頭を悩ませたあのときの私が報われる思いです。
「もし、風花が碓氷の前からいなくなってしまったら?」という状況は、今回ご感想をいただいて、初めて考えました。
今までは同じ町に住む前提で考えていたのですが、そうですね、おっしゃる通り、風花の進学などで離れ離れになる可能性がありますよね。
身を引くということは、姿をくらますということと一部通ずるところがありますものね。
疎遠になって初めて、そのときはっきり後悔するのかもしれません。
(続きます)作者からの返信 2018/12/20 07:45
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はじめまして。作品拝読させて頂きました。
短編ではありましたが、ページを読み進めていくうちにどんどん切なさが増していくものがありました。
風花が碓氷の前で明るく振る舞っていても、彼への恋心が見え隠れしているのが伝わってきて…。
物語の最後、一人きりの部屋で「好きだった」と口にした風花の姿に心が痛みました。
感想ノートの作者様からの返信に書かれていた「碓氷がどんな想いでいたのか」も合わせて読ませて頂きました。実は碓氷も風花の気持ちに気がついていたのですね…。
お互いの思う気持ちが行き違っていた…ということなのでしょうか。
感想ノートを拝見した所、続編を求める声もありますが、私は碓氷からの視点での番外編…「風花にあてた碓氷からの手紙」を読んでみたいです。
すみません、感想が長くなりましたので続きます。エステル★ 2018/12/19 20:31
Re;エステル★さま
初めまして。ご覧いただき、また大変素敵なご感想をいただきましてありがとうございます。
お返事が大変遅くなりまして申し訳ありません。 嬉しくて嬉しくて、思わず長くなりました。
どんどん種明かしというか、切なさが増していく構成をお褒めいただき嬉しいです。
『大人な彼に恋した子どもなわたしの、精一杯。』が一番に浮かんだフレーズで、一生懸命で必死で精一杯な、それでも叶わない恋を書きたくて、その切迫感を増すべく、ひとつひとつ明かす構成にしました。
恋心を隠すなら言葉少なになるかなという私なりの考えがありまして、当時、端的な言葉を探していた覚えがあります。
明るく振る舞いつつも恋心が見え隠れしていくよう、というのは本当にその通りです。
未練がまだほのかに滲むあの流れは、台詞にするか心情にするかで悩んだところでしたので、そうおっしゃっていただけて光栄です。
他の方への返信もご覧くださったのですね……! 丁寧にありがとうございます。
そうなんです。
ただ、あくまで風花は可愛い小さなお隣さんで、恋愛対象にはならなかったこと、風花が気持ちを隠していること、碓氷さん自身が大事にしたいひとに出会ったことなどにより、幼い頃から決定的に恋愛では分かたれていました。
二人はどうしようもなくご近所さんなんですよね。
きっと、今までもこれからも、ご近所さんの距離を保ち続けると思います。
実は、今からもう随分前のことですが、碓氷さん視点の短編を書いてみようとしたことがありました。
でもやっぱり、うまく書けませんでした。
語弊を恐れず正直に申し上げますと、私の中に、風花視点だからこそ当時書きたかったことを書ききれたという思いがどうしてもあるのだと思います。
自分でもお気に入りだからこそ、当時とは書く癖も考え方も違う今の私が手を入れるのは怖いという思いもあります。
あれから何度やってみても、二人が二人ではないお話になるのです。
大変勝手でお恥ずかしい話で恐縮ですが、もしエステル★さまさえよろしければ、お時間をいただけませんでしょうか。
素敵なご提案をいただきましたのに申し訳ありません。
書けるかは分かりませんが、いつか番外編を書きたくなったときに、きっと今なら二人を書けるかなと思ったときには、是非一番に挑戦させていただきたいです。
(続きます)作者からの返信 2018/12/20 07:41
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号泣しましたぁ…。゚(゚^ω^゚)゚。
続きは書くんですか?
楽しみにしてます!
頑張ってくださいʚ( •௰• ໒꒱· ゚お ぅ や ☙ 2018/11/09 00:59
Re;おーちゃん❀さま
はじめまして。ご感想ありがとうございます。
お返事が遅くなりましてすみません。
久しぶりに感想をいただけて、とっても嬉しいです。
号泣……!
ありがとうございます……! 切ないものを書きたいと思って、ああでもないこうでもないと試行錯誤しながら書いたお話でした。
おーちゃん❀さまに気に入っていただけたようで幸いです。
続きですか……! ありがとうございます。
大変光栄なことに、何度か続編希望のお声がけをいただいているのですが、一応短編としての完成を目指して書いたお話ですので、これ以上続けるのは難しいと思います。
考えてみたこともあるのですが、どうしてもお話を思いつけなくて頓挫してしまっています。楽しみにしてくださったのにすみません。
その代わりと言っては何ですが、もしよろしければ、他のお話を覗いてみていただけましたら嬉しいです。
完結しているものもございますので、何かおーちゃん❀さまのお好みに合致するものがございましたら、どうぞご覧くださいませ。
応援ありがとうございます。
これからものんびり活動して参ります。
またどこかでお目にかかれたら幸いです。
素敵なご感想ありがとうございました!作者からの返信 2018/11/09 09:16
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Re;Hicari*さま
こんにちは。
書き込みありがとうございます。
いえいえ、こちらこそ気づくのが遅れてすみません。
切なさに胸がキュンとなった、なんて素敵なお言葉ありがとうございます。
切ないだけじゃなくて、切ないけどきゅんとするお話が書きたかったので、そう言っていただけて嬉しいです。
忘れがちな切ない恋心!
切ない恋、のつもりで書いていたんですが、この表現を見て、切ない恋心、とした方が適切かもしれないなと思いました。
恋、にしてしまうと実るのを願ってる感じがしますし(偏見)
風花は、実らないのを願ってるけど好きなのはやめられない、という女の子ですし。
なるほど、とすとんと納得しました。
こちらこそ、素敵な表現をしてくださって感謝でいっぱいです。
はい、頑張ります。
応援ありがとうございます。
ご感想ありがとうございました!綾瀬真尋 2016/02/21 11:13
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こんにちは(^^)はじめまして
遅くなりましたが、わたしの詩に感想ありがとうございました✳︎
リアルが忙しく一年近くベリカを休んででいたので
気づくのが遅れしてしまいました。
こちら読ませて頂き、切なさに胸がキュンとなってしまいました。
近年、忘れがちな切ない恋心
思い出させて頂き感謝しています。
ぜひ、これからも素敵な作品を沢山書いてくださいね。
応援しています。
Hicari* 2016/02/16 12:41
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Re;Happiness☆さま
書き込みありがとうございます。
ユーレイの方にもいらしていただきありがとうございます。
どこにも行かないで、は短編完結してしまいましたし、これ以上話を膨らませるのは何か違うかなと思っているので短編として一つの区切りとしました。
ユーレイはあちらにも書きましたが、ゆっくり進めるつもりなので、気長にお待ちいただければと思います。
私の物語がすすす、好き!?
分不相応なんじゃないかと思われるくらいのお言葉ありがとうございます。
嬉しいです。
手が震えてきた小心者な綾瀬です(笑)
ご感想ありがとうございました。綾瀬真尋 2016/01/06 19:02
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「どこにも行かないで、なんて言えないけれど」読ませて頂きました!
「ユーレイと祓い屋」も読み、感想書き込ませて頂きました。
そして、私は思いました…。綾瀬真尋さんの物語大好きだ…。ww
更新待ってます!頑張って下さい!恋たろう 2016/01/06 18:44
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Re;優笑和さま
はじめまして。
レビューありがとうございます。
気づくのが遅くなってしまってすみません。
切ない話を書いたつもり、だったので、切ないと言っていただけて嬉しいです。
書いたつもり、じゃなくて「切ない話を書いた!」と胸を張れます(笑)
そうですね、碓氷さんは結構ひどいやつです。
でも、碓氷さんもどうしようもなかったんですよ。
目とか表情とかで好いてくれているのは分かるのに、風花が何も言ってくれないから、もどかしかったけどどうしようもなかった、
という一面もあります。
きっぱりすっぱり振るのが風花の望みじゃない以上、何も言えないし、何もできない。
しかも風花は一生懸命好きなのを隠してるから、本当は知ってる、なんて態度もできない。
意外と碓氷さんも苦労人なのです。
なんて、碓氷さんの肩を持ってみたり(笑)
風花は、足掻いて足掻いて、でも駄目だった、切ない女の子を書きたくて書きました。
切ないと言っていただけて、頑張った甲斐がありました。
レビューありがとうございました。綾瀬真尋 2015/11/14 21:18
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Re;氷川真紗兎さま
ではさっそく、レビューのお礼を。
>温かいから、切なくて残酷な
まずタイトルからして素敵です…!
やはり端的にまとめるのがお上手だなと拝見しました。
>恋する気持ちは、温かな冗談として、彼や家族の口に上る。
そうなんです。冗談なんですよ。
みんなにとっては冗談で、でも風花にとっては、誰にも言わずに握りつぶした本音で。
関係を壊すのが怖いんじゃなくて、知られるのが怖い。
そういうのをくどくなく、言葉少なに表せたら、と苦心していました。
ちなみに碓氷さんは気づいてるんですが、風花が言わないので、気づかないふりをしてくれています。
ことさら妹みたいに扱うのもわざとです。
そして、それに風花も気づいていて、ああわたしは甘えてしまっている、なんて思っています。
どこまでも消極的、という。
>素直な言葉で綴られる、温かくて切ない、一途な片想い。
なんて素敵な一文なんだ。
そうですね、片想いというと切ない、悲しい、苦しいなどマイナスな印象が強いですが、温かいという形容もありですよね。
特に風花には、どちらもよく当てはまる。
初恋で、初めての失恋の人なわけで。彼女には幸せになって欲しいなと私としては思っています。
>背伸びをしない恋をただ黙し続け、そんな形であっても「認められた、報われた」と感じる主人公の純粋さが印象的でした。
風花はありのままでぶつかりたかったんですよ。
背伸びとか、誤魔化しとか、ずるいことはしたくなかった。好きな人だから。
好きな人を手に入れるためなら、の逆を行く主人公を目指してみました。そんな感じになっていたら嬉しいです。
長文乱文すみません。
感想、レビューも、丁寧にありがとうございます。
素敵な言葉たちをありがとうございました!綾瀬真尋 2015/11/12 01:21
(続きです)
北海道にお住まいなのですね……! 地震の詳細はニュースで見聞きした程度で恐縮ですが、お怪我がなかったとのこと、ほっといたしました。心よりお見舞いを申し上げます。
何と申し上げてよいのか分かりませんが、個人的に北海道大好きです。
北海道に旅行したのはもう随分前の一度きりですが、そのときいただいたもの全てが美味しくて、地元で北海道の物産展が開催される度に必ず行きます。お菓子と乳製品が好きです。
私なりに一生懸命書いたお話を身近なものとして落とし込んでいただけたこと、大変光栄です。
目指していた現実味をそれだけ取り入れられたようで嬉しいです。ありがとうございます。
確実な絶対はないのだという、普段は意識しない、けれどはっきり潜んでいる危うさや不確かさは、私たちの生活にも、お話の中にも、多く見受けられるもののように思われます。
できるだけ後悔のないように、精一杯。その眩しい儚さを、私なりに書こうとしたお話でした。
>この手紙が風花の元に届くのかはわかりませんが、碓氷から大切な恩人でもある風花へ向けた手紙を読んでみたいのです。もっともこんなことを思うのは私だけかもしれません…。
とんでもないです。ありがとうございます。
きっと書き出しは、『風花ちゃんへ。元気ですか。碓氷です。』だと思います。
申し訳ありません、今はこれから先がうまく続かなくて、これしかお伝えできないのですが……!
いいえ、本当に嬉しく拝読しました。こちらこそ長文乱文になりまして申し訳ありません……!
素晴らしいだなんて光栄です。お優しいお言葉をありがとうございます。
天気予報によれば、そちらはもう雪が降っているのですよね。こちらは先日初雪でした。
これから冷え込みが激しくなり厳しい寒さが続くかと思いますが、どうぞお風邪など召されませんよう、ご自愛くださいませ。
素敵なご縁を賜りまして光栄です。
丁寧なご感想ありがとうございました!