バナナの実 【近未来 ハード SF】
あとがきにかえて
■ あとがきにかえて ■
最後まで目を通して頂き、ありがとうございます。
表現や描写の技術的な面でまだまだ粗さが残るかと思いますが、一人でも多くの方を異空間へ招待することができたなら嬉しく思います。
『小説シナリオが未来で現実になる』小説には、二つの意味が考えられると思います。
フィクションとして小説内でそれが完結する場合と、文字通り現実にそれが起こる場合です。
本作は、後者の意で書かれたものです。
ケータイ小説『バナナの実』では、いくつか意図的に描かないことがありました。
それは、『バナナの実』について読者と議論していくと、必ずたどりつく事柄であると思ったからです。
そういう意味では、謎解きのような面白さもあるかもしれません。