バナナの実 【近未来 ハード SF】
だから、本編の内容は別に私の話ではなくてもいいし、どんどん変えて読者の意見を反映させたいんです。

それがプロの作家にはできないことだし、ケータイ小説的だと思うし、バナナの実がなる方法であるとも感じるからです』


(無題) 投稿者: 与太郎

『“未来が実現する小説”って歌っているけど、いかに読者の声を集めても、預言者じゃないんだから正確な未来の行動や会話は、書けないんじゃない?』


(返信 与太郎さんへ) 投稿者: 作者 辻ユウヤ

『その通りだと思います。

出版されるシナリオは、“未来実現”というゴールまでのある一つの例であると考えています。

実際には、自宅から学校へ行く道がいく通りもあるように、未来が実現する小説のシナリオはいく通りも存在すると。

したがって、シナリオの過程は偶然の積み重ねであり、正確に記述することはできませんよね。

しかし、“出版化”や“映画化”といった大きな転機は必然と捉(とら)え、その事実は正確に書くことができると考えました。

加えて、映画化に際しては、それまでの過程をできるだけシナリオに反映できればと思っています』


(無題) 投稿者:桃色メロディー

『どんもどんも。

後半に進むにつれて、ちょっと引っ掛かる部分がありました。


桃は、一介のケータイ小説が成り上がっていくというサクセスストーリーを期待していたのですが、途中ユウヤさんの葉っぱ体験記になっちゃった気がして。


桃は基本、ドラマにリアルが混雑する起伏の無い淡々とした物語が好きなのですが、ちょっと期待していたストーリーとは違っていたかなと。


でもやっぱりテーマは良いです』


(返信 桃色メロディーさんへ) 投稿者: 作者 辻ユウヤ


『やりたいこと、あるいは表現したい事というのは、桃さんがご指摘されたように”一介のケータイ小説が成り上がっていくサクセスストーリー”なんです。
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