バナナの実 【近未来 ハード SF】

逆にお聞きしたいのは、桃さん的にはどう描写が欲しかったのか?
あるいは、どういう内容をイメージしていたのか教えてもらえるとホント助かります。


理想的には、主人公の未来と過去の分量が半分ずつくらいで描きたいと思っています。

それができていないのは、読者を満足させる未来が描けないからなんです。

同時に、作者がそれを全て行ってもプロもしくは他の作家と変わらない。

映像化しようとした時、読者との架空の議論を映像化しても意味がない。

SFと現実世界をつなぐ架け橋がない。

という三つの理由で本作に限りその文章に意味がないと思ったからでした。


本来なら、その足りない技量を自ら勉強して高める必要があるのですが、もちろん、こちらが正解なのかもしれませんが、それは他の皆もやっていることで、ごく普通のことでつまらないと今回は思いました。


それを実行している人が悪いとか批判する気は毛頭なく、単に他人が成し得てないような別のアプローチを実行しようと考えたまでです。

それが、読者の発言を小説に取り入れることでした』



(返信 連投になります) 投稿者: 作者 辻ユウヤ

『一介の小説が何なのか?』ですが、本作では、主人公の背景と読者の議論を合わせたものを一介の小説としました。


桃さん発想の主人公の背景が描かれていない何か別の物語が作家のサクセスストーリーになるような小説も、それはそれで面白い作品になりそうですね。


主人公の過去が8割も描かれているので、違った印象を与えてしまったのはもっともだと改めて認識しました。


現段階では完成しているように見えて実際には、バナナの実がなるにはまだまだ未完成なわけですから。


(質問!) 投稿者:カオリ

『なして、15章、19章、23章が空白なん?』
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