嘘
四月一日
「ふはぁぁぁあ〜・・」
やっべ……
今日はまじで眠い……
タッタッ…タッタッタタタッ……
「ぅぉぉおいっ!」
ー・・バチンッッ!
「イッ・・たあぁぁ〜・・・。っんだよ竜也っ」
クスクス……
「何って、・・お前朝からスゲー顔っ。また寝不足?」
「うるせーよ…寝たくても寝れねーし。」
「まぁ〜、あんま考え込むなよ。
さぁさ、今日も仕事だ!しーごーとっ!」
朝から相変わらず騒がしい…
悩みとかねーのか、こいつは…
ーーと、毎朝ハイテンションな絡みをしてくるこいつは川口 竜也。
歳は20歳で俺と同い年、元々は美容師志望だったらしいが
今は俺と同じショップで働いている"アパレル店員"ってやつだ。
付き合いはまだ浅いけど、最近は一緒にいる事が多い。
あと知っていることは…
イケメンとまではいかないが
喋りが得意で明るい性格。
そして……とにかくモテるということ。
おかげで俺はー・・・・