ヲタ×ヲタ〜二次元姫とスライム王子〜
月曜日

オタクですが何か?

顔よし、スタイルよし、成績よし。

そんな完璧な16歳、高野藍は放課後ある男子生徒に、呼び出されていた。

「好きです!付き合ってくださ……」

「うわぁぁ、好感度が3upだと!?そこは最上限の5upでしょ!!」

そういうと、藍はその場に泣き崩れた。

「あ、キミ今何か言って……」

「な、何でもありませんっ!!」


ムクリと藍がおもむろに起き上がり尋ねると、男子生徒は逃げるように立ち去ってしまった。

「あれ、私何かしたかな……って、今日は部活のみんなとカラオケ行くんだった!!」

そう言うと藍は一人、学校を後にした。
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