ときめきました、あなたに
どこから、情報かき集めて来るのか

「海外部の貴公子が一時帰国するんだって、思い続けていた女性に告白するだけのために」


「え?私かな?」ってあちこちから、夢見る乙女があちこちでできあがっていた

「もう、そんな事より、まとめてよ、また残業するはめになるよ」

「津村さんには、貴公子がどんな会社方かなんて関係ないんですから」


そんな事知っているよ、海外に行ってくれた時、心で万歳してたもの、ストーカー並にしつこかったんだもの

「でいつ帰って来るの?」

「津村さん興味ないっていいながら聞くの?」

「きっと仕事にならないから、有給でもとろうかな?て」

それを聞いていた係長が肩で笑っていた

「津村、それは無理だぞ」

この係長、塚本さんと同期だから話筒抜け

「今回だけは、見逃して」

「有給どころか、今頃タクシーで向かっているが、津村は今日会議に出るんだろ?」


「はい、海外部の事案の検討会議・・・・係長騙した?はめた?」


「半分はな、あいつが珍しく指定して来た、津村でなければ、このプロジェクトから抜けると、あいつが抜けたら今までの事が白紙に戻ってしまう」

「・・・・・」

「あいつのどこが貴公子なんだ?」


いろんな事を述べていた後輩たち、それを聞いていた係長とつぐみ、肩を震わせて笑いこらえていたが、「あいつが」

「そうよ、ああおかしい」

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