【完】ぎゅっとしててね?
「まじでやめろって」
麻里奈ちゃんのこと守ってあげた。
ヤヨは優しい、から……?
って、そんなことより、仕事仕事。
「はい。焼きそば、ひとつだよね?」
割り箸を2膳つけて。
あたしが手渡した後。
「いいよ、私が払う……!」
「はー?こんくらい奢られとけ」
「でも……」
目の前で繰り広げられるのは
まるで初々しいカップルのやりとり。
「いくらだっけ?」
ってヤヨが問う。
なんか。
……なんか。
「いいよ、お金いらない。あたしからの奢り」
「払うって」
「有難く受け取ってくれていいんだよ」
って焼きそばをおしつけた。
だって。
なんか。
これ以上、見ていたくなかったんだもん。
麻里奈ちゃんのこと守ってあげた。
ヤヨは優しい、から……?
って、そんなことより、仕事仕事。
「はい。焼きそば、ひとつだよね?」
割り箸を2膳つけて。
あたしが手渡した後。
「いいよ、私が払う……!」
「はー?こんくらい奢られとけ」
「でも……」
目の前で繰り広げられるのは
まるで初々しいカップルのやりとり。
「いくらだっけ?」
ってヤヨが問う。
なんか。
……なんか。
「いいよ、お金いらない。あたしからの奢り」
「払うって」
「有難く受け取ってくれていいんだよ」
って焼きそばをおしつけた。
だって。
なんか。
これ以上、見ていたくなかったんだもん。