【完】ぎゅっとしててね?
「本当コレおいしいよね~。芙祐天才だと思うよ」
スペシャルドリンクは無事リコちゃんに褒められた。
「藍ちゃんのも作るのに」
「組み合わせを知ってるからかな、遠慮しとく」
藍ちゃんにはふられた。
カラオケはじめてから2時間たった。ノッてきたとこだから、延長。
……ヤヨたちはもう帰ったのかな。
「ちょっとトイレ行ってくるね」
部屋を出て、ちょっと迂回。
大部屋の前。騒がしい。
まだ帰ってないんだ。
……ってなに確認してるんだろ。
お手洗い、どこだっけ。
ドリンクバーのところ通ろうと、角を曲がった時。
「……え」
思わず隠れた。
……どっくん、どっくん。
速まる心拍。
息が乱れた。
ドリンクバーの前にあったふたつの影。
目に入ったのは、
……ヤヨに近づく麻里奈ちゃん。
スペシャルドリンクは無事リコちゃんに褒められた。
「藍ちゃんのも作るのに」
「組み合わせを知ってるからかな、遠慮しとく」
藍ちゃんにはふられた。
カラオケはじめてから2時間たった。ノッてきたとこだから、延長。
……ヤヨたちはもう帰ったのかな。
「ちょっとトイレ行ってくるね」
部屋を出て、ちょっと迂回。
大部屋の前。騒がしい。
まだ帰ってないんだ。
……ってなに確認してるんだろ。
お手洗い、どこだっけ。
ドリンクバーのところ通ろうと、角を曲がった時。
「……え」
思わず隠れた。
……どっくん、どっくん。
速まる心拍。
息が乱れた。
ドリンクバーの前にあったふたつの影。
目に入ったのは、
……ヤヨに近づく麻里奈ちゃん。