【完】ぎゅっとしててね?
2限の終わりも3限の終わりも、ヤヨがあたしの席に来る気配。
いや、勘違いかもしれないけど。
でもね、一応トイレに行くね。
「芙祐さ、弥生のこと避ける意味ってなんなの?」
藍ちゃん、リップクリームを塗り塗りしながら、あたしに訊く。
やや呆れ顔だね。
「ヤヨと仲良くしたら、慶太くん嫌でしょ?」
「ふぅーん?」
腑に落ちないんだね。そんなリアクションだね。
リップ塗り塗り。もううるうるだから大丈夫だよ、藍ちゃん。
♡
放課後になったけど、委員の仕事ナシ。
先生自粛中。
慶太くんのおかげだよ。
でもちょっと可哀想だから、
もう少し反省したら手伝ってあげるね。センセ。
わいわいがやがや、賑やかな教室。
置き勉するために、山積みの教科書を抱えて教室の後ろにあるロッカーへ。
おっけー、ギリギリ入ったよ。収納美人。
満足顔であたしの席に戻ろうとしたら。
いや、勘違いかもしれないけど。
でもね、一応トイレに行くね。
「芙祐さ、弥生のこと避ける意味ってなんなの?」
藍ちゃん、リップクリームを塗り塗りしながら、あたしに訊く。
やや呆れ顔だね。
「ヤヨと仲良くしたら、慶太くん嫌でしょ?」
「ふぅーん?」
腑に落ちないんだね。そんなリアクションだね。
リップ塗り塗り。もううるうるだから大丈夫だよ、藍ちゃん。
♡
放課後になったけど、委員の仕事ナシ。
先生自粛中。
慶太くんのおかげだよ。
でもちょっと可哀想だから、
もう少し反省したら手伝ってあげるね。センセ。
わいわいがやがや、賑やかな教室。
置き勉するために、山積みの教科書を抱えて教室の後ろにあるロッカーへ。
おっけー、ギリギリ入ったよ。収納美人。
満足顔であたしの席に戻ろうとしたら。