【完】ぎゅっとしててね?
「おはよ。芙祐最近遅刻しすぎ」
「おはよう。待っててくれてありがとう藍ちゃん」
「芙祐はマイペースすぎるよ。だいたい芙祐は、」
今日も遅刻魔は藍に怒られてる。
教科書を取ろうとロッカーまで来る途中。
俺の席を横切るけど。
あいつが見向きもしないことに慣れた。
もうしんどい。
やめた。
あと一回、最後に話したら終わりな。
3月。
もうすぐ終業式だし。
クラス変わるし。
俺理数科行くし。
……芙祐なんかもういいし。
放課後、今日は冊子づくりを頼まれてるから。
ちょうどいい。
大嫌いな悪魔と決別式。
あと6時間。
しんど。
同じクラスにいたら、いやでも目に入るんだよ。
癖?
目があの自由人の自由っぷりをつい追ってる。
そのたびにそらすのももう沢山。
早く3年になりたい。
「おはよう。待っててくれてありがとう藍ちゃん」
「芙祐はマイペースすぎるよ。だいたい芙祐は、」
今日も遅刻魔は藍に怒られてる。
教科書を取ろうとロッカーまで来る途中。
俺の席を横切るけど。
あいつが見向きもしないことに慣れた。
もうしんどい。
やめた。
あと一回、最後に話したら終わりな。
3月。
もうすぐ終業式だし。
クラス変わるし。
俺理数科行くし。
……芙祐なんかもういいし。
放課後、今日は冊子づくりを頼まれてるから。
ちょうどいい。
大嫌いな悪魔と決別式。
あと6時間。
しんど。
同じクラスにいたら、いやでも目に入るんだよ。
癖?
目があの自由人の自由っぷりをつい追ってる。
そのたびにそらすのももう沢山。
早く3年になりたい。