【完】ぎゅっとしててね?
あっという間に6月。
独り身にはもう慣れた。
でもまだ恋人いらない。
全然いらない。
ていうか、恋するの
超怖い。もう御免。
受験勉強は最近始めたよ。さすがに。
移動教室はほぼなくなって、
普通科の棟からでることはなくなった。
ヤヨとは若干教室が近いから、
たまに会う。
会えば挨拶をかわせるようになった。
「おはよ。前の模試どうだった?」
ヤヨとは本当に
正常モード。
「いい感じだったよ。ヤヨは?」
「まぁまぁ。芙祐ってどこ受けんの?」
「内緒だよ」
「なんでだよ。……あ、看護?」
看護、って。
「なんでわかったの?」
「お前1年の時言ってたじゃん」
言ってたっけ?
よく覚えてるね。
さすが、お利口なワンちゃん。
「頑張って」
ヤヨの手、ひらひら。
ばいばい、だって。
声に出してよね。
「ありがと、頑張るね」
独り身にはもう慣れた。
でもまだ恋人いらない。
全然いらない。
ていうか、恋するの
超怖い。もう御免。
受験勉強は最近始めたよ。さすがに。
移動教室はほぼなくなって、
普通科の棟からでることはなくなった。
ヤヨとは若干教室が近いから、
たまに会う。
会えば挨拶をかわせるようになった。
「おはよ。前の模試どうだった?」
ヤヨとは本当に
正常モード。
「いい感じだったよ。ヤヨは?」
「まぁまぁ。芙祐ってどこ受けんの?」
「内緒だよ」
「なんでだよ。……あ、看護?」
看護、って。
「なんでわかったの?」
「お前1年の時言ってたじゃん」
言ってたっけ?
よく覚えてるね。
さすが、お利口なワンちゃん。
「頑張って」
ヤヨの手、ひらひら。
ばいばい、だって。
声に出してよね。
「ありがと、頑張るね」