不器用な恋
「そういうところも含めて……か」
「……?」
何を言ってるのかわからず
わたしは首をかしげる。
「なんでも。おれらも休憩しよう」
「あ、…うん」
隠されたことに少しやだなと思ってしまう。
前はこんな感情なかったのに。
ぎゅってしめつけられるような
こんな感情なかったのに。
慎君は
私に何をしたの?
ねぇ、
わかりやすく
教えて
なんて、言葉言えるわけもなく
ノートを閉じて
買っておいたミルクティーをあける。