君のちょこっと隣かせめて斜め隣。

ほんの少し前の話

小、中学校と私は吹奏楽でトランペットをやっていた
なので、高校でもはいるつもりだった

あの時までは私は吹奏楽の強豪校に行くつもりだった。
だけど……
友達に違う学校の体験入学に一緒に来て欲しいと頼まれた
私は快く引き受けて、体験入学に行き
吹奏楽の見学に行ったのだった。

この学校は、初心者が半数以上を
占めており決して上手いとは言いがたかった。
最初に演奏していた2曲も
音程は合っていない
バランスもよろしくない
ドラムが強すぎて管楽器が聞こえない
など、本当に簡単なところからなっていなかった

でも。私はそれに引き込まれた。

なんか。あの世界が楽しそうに見えたのだ

決して厳しくはなく、緩すぎる世界だったけど。なんか輝いて見えたのだ。

そしていざ楽器体験。
当然わたしはトランペットを希望した
友だちも人見知りなので私と同じく希望した。

当たり前のようにやってきた数々の曲たちを。リクエストされたら吹いていた。

そんなこんなで。体験が終わり

私は部活に入りたいがためにこの学校の受験を決めたのだった
< 3 / 16 >

この作品をシェア

pagetop