ひみつの琴子さん【修正 & side story完結】
9.
恋人という存在
いつぶりだろう。
久しぶりに中庭に来た。
12月になり、中庭がクリスマスバージョンに様変わりした。
中庭に面したガラス張りの休憩室の窓際には、赤と緑のポインセチアの鉢が並ぶ。
花壇は全てガーデンシクラメンで、赤と白がセンス良く植えられている。
常緑樹たちには、イルミネーション用の電球が張り巡らされ、中庭中央には大きなモミの木がデンと居座る。
色とりどりのカラフルな丸いボールが光り、ステッキやベル等の小物たちが飾られている。
そして、モミの木のてっぺんには輝く星だ
ライトアップしたら、すごく綺麗だと思う
定時退社の私は、ゆっくりと見ることが出来ない。
「昼間も素敵なんだけどね…」
テラスの窓際のカウンター席に座り、
お弁当を広げる。
久しぶりに中庭に来た。
12月になり、中庭がクリスマスバージョンに様変わりした。
中庭に面したガラス張りの休憩室の窓際には、赤と緑のポインセチアの鉢が並ぶ。
花壇は全てガーデンシクラメンで、赤と白がセンス良く植えられている。
常緑樹たちには、イルミネーション用の電球が張り巡らされ、中庭中央には大きなモミの木がデンと居座る。
色とりどりのカラフルな丸いボールが光り、ステッキやベル等の小物たちが飾られている。
そして、モミの木のてっぺんには輝く星だ
ライトアップしたら、すごく綺麗だと思う
定時退社の私は、ゆっくりと見ることが出来ない。
「昼間も素敵なんだけどね…」
テラスの窓際のカウンター席に座り、
お弁当を広げる。